つぐ先生の頭痛のトリセツ

つぐ先生の頭痛のトリセツ

知っ得頭痛の豆知識

石灰沈着性頸長筋腱炎:急に痛くて首が回らない!

寝違えたわけでもないのに急に首が痛くなり首が回らない・動かせなくなったら疑うべき疾患として、「石灰沈着性頸長筋腱炎」があります。これは比較的まれな疾患ですが、整形外科や脳神経外科にかかっても原因不明の頸部痛や単なる寝違えとして見過ごされているもののなかに含まれている可能性があります。 頸長筋は頸椎(首の骨)の前面(のどの方)に存在し、頭や頸椎を屈曲させる(うなづかせる)働きを示す筋肉です。この筋肉...

続きを読む

閃輝暗点(閃輝性暗点)とは?

閃輝暗点とはその名の通り、閃輝すなわち「閃光が見え」 暗点すなわち「見えにくくなる」ということです。この視覚異常は片頭痛の前兆(前ぶれ)としてみられることが多いです。 その見え方は人それぞれですが、よくあるのが突然視野の中心もしくは一部に強い光を見た後の残像のようなギラギラした光るものが出現します。他には視野の一部がゆらゆら揺れたりモザイク模様のように見えることもあります。そしてその後それらはだん...

続きを読む

可逆性脳血管攣縮症候群(RCVS):突然の頭痛を繰り返すときは要注意!

突然おこる激しい頭痛は別名「雷鳴頭痛」とも呼ばれます。このような頭痛を引き起こす代表は脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血ですが、このくも膜下出血以外の雷鳴頭痛を起こす疾患として、最近「RCVS」という疾患が注目されており決してまれではないことがわかってきました。 「RCVS」の頭痛の特徴は、1分以内にピークに達する「雷鳴頭痛」であり、通常1~3時間激しい痛みが続きます。そしてこの「雷鳴頭痛」は1か月以...

続きを読む

椎骨動脈解離:片側のうなじが急に痛くなったら要注意!

頭痛もちでもないのに急に後頭部からうなじにかけて痛みが続く、寝違えた覚えはないのにうなじ辺りが痛む、という訴えでクリニックを受診され診察すると「椎骨動脈解離」と診断された患者さんが時々いらっしゃいます。この疾患は従来、「脳梗塞」や「くも膜下出血」などの「脳卒中」を起こして発見されることが多かったのですが、当院のようにすぐにMRI検査を行うことにより、より軽症(早期)のうちに発見される患者さんが多く...

続きを読む

頭痛の専門医 継先生へインタビュー

動画で見るトリセツへ

メディカリスト

つぐ脳神経外科・頭痛クリニック

pagetop